設計への考え方 -いい時間が育つ場を-

私たちは、建築を通して暮らしの環境を整えることを大切にしています。

暮らしは、建物の中だけで営まれるものではありません。

風や光、緑や気温、周辺の風景

行き交う人の気配や声、季節の移ろい

そうした環境との関わりの中で暮らしています。

私たちの設計では、その場所の条件や個性、そこでの暮らし方を手掛かりに、建築と環境の関係を丁寧に考え、形にしていきます。

暮らしは完成した瞬間がゴールではなく、時間とともに変わりながら流れています。

家族構成が変わることもあれば、働き方が変わることもある。 心身の状態も変わるものですし、それに合わせて、使い方や過ごし方も少しずつ変わってくる。

そうした変化を受け止められるように、建築には余白が必要だと考えています。 余白とは、暮らしの変化や思いがけない出来事を受け止める大らかな場所です。 人や環境との関わりの中で、新しい使い方や出来事が自然に生まれるための余地でもあります。

日々の出来事は、設計者が計画することはできません。

けれど、そのきっかけとなる環境を支えることはできると考えています。

特別な何かを用意するのではなく、その場所らしい心地よさの中で、それぞれの暮らしが育っていく。

よい環境を整えることで、よい出来事が自然に起こる余地をつくる、

私たちはそんな建築を目指しています。

澤江 奈央(一級建築士)

1993.長崎県出身

2012-2018.鹿児島大学工学部建築学科~千葉大学大学院工学研究科

2018-2025.東京、仙台、大阪にて、組織設計事務所~アトリエ系設計事務所

2026-  建築設計事務所cokage

設計は私が担当しますが、一級建築士の夫とも意見を交わしながら、ひとつひとつの計画に向き合っています